通販で届いた冷凍カニを、すぐに食べないこともあります。
年末用に少し早めに注文したときや、まとめ買いしたときは「冷凍庫にそのまま入れておけばいいの?」と迷いやすいところです。
先に結論
冷凍カニは、届いたら商品表示を確認し、冷凍保存の商品ならできるだけ早く冷凍庫へ入れるのが基本です。
保存中は乾燥や温度変化を避け、解凍したカニは再冷凍を前提にせず、早めに食べ切りましょう。
農林水産省でも、冷蔵・冷凍が必要な食品は帰宅後すぐに冷蔵庫や冷凍庫へ入れ、表示された保存方法を守るよう案内しています。
この記事では、冷凍カニが届いたあとの保存方法、家庭の冷凍庫で気をつけたいこと、解凍後の扱いまで整理します。
冷凍カニは届いたらまず保存表示を確認
最初に確認したいのは、商品ラベルやショップの商品ページに記載された保存方法です。
同じカニでも、商品によって次のような違いがあります。
- 生冷凍
- ボイル冷凍
- 姿ガニ
- 肩脚
- ポーション
- 冷蔵配送の商品
冷凍商品なら「要冷凍」「-18℃以下」などの保存条件が書かれていることがあります。
農林水産省は、食品の包装にある表示を確認し、指定された保存方法を守ることを基本としています。
冷凍商品は届いたらできるだけ早く冷凍庫へ
冷凍カニは、届いたあと室温に長く置かず、状態を確認したらできるだけ早く冷凍庫へ入れます。
農林水産省では、食品の温度が高くなると微生物が増えやすくなるため、冷蔵・冷凍が必要な食品は速やかに適切な温度で保存するよう案内しています。
通販で冷凍カニが届いた場合も、食べる予定が後日なら、開封確認を長く続けず冷凍状態を保つことが大切です。
家庭の冷凍庫は-18℃以下がひとつの目安
農林水産省では、家庭の冷凍室は-18℃以下が適温の目安と紹介しています。
また、一般的な冷凍食品も-18℃以下で温度変化を少なくして保存することが品質維持の基本とされています。
- 扉の開閉を長くしすぎない
- カニを冷凍庫の外へ長時間出さない
- 冷気が逃げるような保存を避ける
- 商品表示の保存温度を優先する
乾燥を防ぐため空気に触れさせない
家庭の冷凍庫では、長く保存している間に食品が乾燥したり、霜が付いたりすることがあります。
農林水産省は、食品を冷凍保存するときはラップでぴったり包むか袋に入れ、空気をしっかり抜くよう案内しています。
未開封の商品なら基本的には包装を保ったまま保存します。
一度開封した場合は、残ったカニをラップや冷凍用保存袋などで包み、できるだけ空気に触れない状態にすると乾燥対策になります。
冷凍カニ表面の氷膜は「グレーズ」
冷凍カニの表面に付いている薄い氷は、品質不良とは限りません。
北海道ぎょれんでは、冷凍ガニの表面を乾燥から守るため、薄い氷膜で覆う「グレーズ(グレース)」処理が行われていると説明しています。
この氷膜は保存中の乾燥を防ぐ役割があります。
ただし、家庭の冷凍庫で長期間保存して新たに大量の霜が付いた場合は、温度変化や乾燥によって品質が変化している可能性もあります。
冷凍庫の奥側に置くと温度変化を受けにくい
家庭の冷凍庫は、扉を開けるたびに外気が入ります。
農林水産省も、冷凍室の扉を開ける時間をできるだけ短くし、庫内温度の上昇を防ぐことをすすめています。
頻繁に出し入れするものと離し、温度変化を受けにくい場所へ置いておくと管理しやすくなります。
冷凍カニはどのくらい保存できる?
ここは「冷凍だから何か月でも大丈夫」と考えない方が安全です。
農林水産省では、一般的な冷凍食品について家庭の冷凍庫は温度変化が起きやすいため、2~3か月程度で使い切ることを案内しています。
一方、カニ通販の商品では、家庭の冷凍庫で1~2か月以内を目安としている商品もあります。
たとえば匠本舗の生ズワイガニや生タラバガニ商品では、家庭の冷凍庫では1~2か月以内を目安に食べるよう表示されています。
保存期間は商品表示を最優先
カニの種類や加工方法、包装状態によって保存条件は異なります。一般論よりも、購入商品の賞味期限・保存方法を優先してください。
賞味期限と「おいしく食べられる期間」は同じとは限らない
賞味期限内であっても、家庭の冷凍庫は業務用の保管設備ほど温度が一定ではありません。
扉の開閉や保管場所によって温度変化が起こり、乾燥や霜、食感の変化につながることがあります。
年末用など食べる日が決まっている場合は、必要以上に早く買いすぎず、配送日を指定できるショップなら受取日も調整すると管理しやすくなります。
一度解凍したカニは再冷凍しない方がいい
農林水産省は、一度溶けた冷凍食品を再凍結すると品質が損なわれる可能性があるため、再冷凍を避けるよう案内しています。
カニも、解凍と再冷凍を繰り返すとドリップが出やすくなり、食感や風味が変わる原因になります。
そのため、食べる分だけ解凍するのが基本です。
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生冷凍カニは必要な分だけ解凍する
生冷凍のカニは、解凍後に時間を置きすぎないことも大切です。
匠本舗の生ズワイ商品では、冷蔵庫や常温で数時間放置すると黒変する場合があるとして、食べる直前の流水解凍を案内しています。
黒変は生ガニで起こりやすい変化なので、まとめて全部を解凍するのではなく、食べる量だけ準備すると扱いやすくなります。
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ボイル冷凍カニは冷蔵庫でゆっくり解凍する商品が多い
ボイル済みの姿ガニや肩脚では、冷蔵庫で時間をかけて解凍する方法が案内されることがあります。
北海道ぎょれんのボイル冷凍タラバガニでは、キッチンペーパーで包み、皿にのせてラップをし、冷蔵庫でゆっくり解凍する方法を紹介しています。
同じ冷凍カニでも、生冷凍とボイル冷凍では解凍方法が異なるため、保存後に食べるときも商品説明を確認しましょう。
解凍後は「また冷凍すればいい」と考えない
予定が変わってカニが余りそうなときも、最初から全部解凍せず、必要な量だけ解凍する方法が安心です。
農林水産省も、冷凍食品は使う分だけ解凍し、解凍後はすぐに調理するよう案内しています。
特に生の魚介類は保存状態によって安全性にも関わるため、解凍後の長時間放置は避けましょう。
開封後は小分けして保存すると使いやすい
大容量のポーションや肩脚を開封し、一度に全部使わない場合は、凍った状態のまま必要量ごとに分けられる商品なら小分けしておくと便利です。
保存するときは空気をできるだけ抜き、乾燥しにくい状態にして冷凍庫へ戻します。
ただし、すでに解凍が進んでしまったものを再び冷凍するのは避けましょう。
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冷凍カニの保存でやらない方がいいこと
- 届いた冷凍カニを長時間室温に置く
- 保存表示を確認せず冷蔵庫へ入れる
- 開封後にむき出しのまま冷凍する
- 解凍と再冷凍を繰り返す
- 賞味期限だけ見て保存状態を確認しない
- 生冷凍とボイル冷凍を同じ方法で解凍する
年末用のカニは冷凍庫の空きを先に確認
大きな姿ガニや肩脚セットは、想像以上に箱が大きいことがあります。
年末に届いてから「冷凍庫に入らない」とならないよう、注文前に商品サイズと冷凍庫の空きを確認しておくと安心です。
届いたカニを無理に常温へ置くことがないよう、受取日までにスペースを確保しておきましょう。
よくある質問
冷凍カニは冷蔵庫で保存できますか?
冷凍保存と表示されている商品を長期間冷蔵庫で保存するのは避けましょう。食べるために解凍するときだけ、商品説明に従って冷蔵庫へ移します。
冷凍カニは何か月保存できますか?
商品によって異なります。カニ通販では家庭の冷凍庫で1~2か月以内を目安にしている商品もあります。必ず購入商品の賞味期限と保存方法を優先してください。
一度解凍したカニをもう一度冷凍してもいいですか?
再冷凍すると品質が損なわれる可能性があるため、基本的には避けます。最初から食べる分だけ解凍しましょう。
冷凍カニに霜が付いていますが食べられますか?
薄い氷膜は乾燥防止のグレーズである場合があります。一方、保存中に大量の霜が付いた、変色した、包装が破損しているなどの場合は品質が変化している可能性があります。商品状態と販売元の案内を確認してください。
生ズワイを解凍して翌日食べてもいいですか?
生冷凍カニは商品によって解凍後の扱いが異なります。黒変しやすい商品では食べる直前の解凍が案内されています。購入商品の説明を優先し、解凍後は早めに食べましょう。
まとめ
冷凍カニは、届いたらまず商品表示を確認し、冷凍保存の商品ならできるだけ早く冷凍庫へ入れます。
家庭の冷凍庫では、温度変化、乾燥、霜に注意し、開封後は空気に触れにくい状態で保存するのがポイントです。
また、賞味期限や保存期間は商品ごとに違うため、購入商品の表示を最優先してください。
食べるときは必要な量だけ解凍し、解凍後の再冷凍を避けることで、冷凍カニをより良い状態で楽しみやすくなります。